【小海線HIGH RAILデビュー!】夏臨の厳選12快速列車を紹介します
この記事では、JR北海道・東日本・東海における2017年夏の臨時列車のうち、青春18きっぷで乗ることができる普通列車・快速列車の中から『珍しい列車』『乗って楽しい電車』『乗り得列車』を12列車に厳選して紹介していきます。
〈2017年5月19日各社発表〉
北海道
富良野･美瑛ノロッコ（富良野線）
富良野線《旭川》から、ラベンダーなどで有名な《美瑛》《富良野》を結ぶトロッコ列車です。7月はラベンダーの見頃であり、臨時駅《ラベンダー畑》にも停車します。
路線：富良野線
車両：DE15形ディーゼル機関車、510系客車
停車駅：旭川、（西神楽）、美瑛、美馬牛、上富良野、ラベンダー畑、中富良野、富良野
《旭川・美瑛→富良野》
- 1号：旭10:00→富11:40
- 3号：美13:06→富13:56
- 5号：美15:10→富16:01
《富良野→美瑛・旭川》
- 2号：富11:53→美12:55
- 4号：富14:02→美15:05
- 6号：富16:12→旭17:46
運転日：7月1-31日 8月1-20,26,27日 9月2,3,9,10,16-18,23,24日
※一部指定席で、自由席もあります。
東北
リゾートしらかみ（五能線）
奥羽本線《秋田》から、五能線を経由して奥羽本線《青森》に至る、JR東日本リゾート列車の元祖ともいえる列車です。リゾートしらかみ専用車両は『くまげら』『青池』に加えて、2016年に新登場した『橅（ブナ）』の3編成があります。5時間近くかけて走るこの列車は、日本海沿いの絶景を味わうことができます。
路線：五能線
車両：HB-E300系車両、キハ48系車両（リゾートしらかみ編成）
停車駅：秋田、追分、八郎潟、（森岳）、東能代、能代、あきた白神、岩館、十二湖、ウェスパ椿山、深浦、（千畳敷）、鰺ケ沢、陸奥森田、木造、五所川原、陸奥鶴田、板柳、川部、弘前、新青森、青森
《秋田→弘前・青森》
- 1号：秋08:20→青13:29 …1
- 3号：秋10:38→弘15:48 …2
- 5号：秋14:17→青19:14 …1
《青森・弘前→秋田》
- 2号：青08:10→秋13:27 …1
- 4号：青13:51→秋18:57 …1
- 6号：弘16:18→秋20:50 …3
運転日：
- 7,8,9月全日
- 7月1-5,7-19,21-26,28-31日 8月1,2,4-9,11-19,26,27,30日 9月1-6,8-13,15-20,22-27,29,30日
- 7月1-4,7-18,21-25,28-31日 8月1,4-8,11-19,26,27日 9月1-5,8-12,15-19,22-26,29,30日
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。
ジパング平泉（東北本線）
東北本線《盛岡》から世界遺産に登録された《平泉》周辺へのアクセスを目的とした列車で、専用のジョイフルトレイン『ジパング』が使用されます。臨時列車の中でも数少ない自由席が設定されている列車であり、701系ロングシートが続く中での特急形乗り得列車です。運転日数が少ないのが欠点です。
路線：東北本線
車両：485系車両（ジパング編成）
停車駅：盛岡、矢幅、花巻、北上、水沢、前沢、平泉、一ノ関
《盛岡→一ノ関》
- 2号：09:58→11:16
《一ノ関→盛岡》
- 1号：14:23→15:48
運転日：8月11-16日
※一部車両に自由席が設定されています。乗車券・18きっぷのみで乗車が可能です。
リゾートみのり（磐越東線）
2008年に運転開始したリゾート列車です。東北本線《仙台》から、鳴子温泉など沿線に多くの温泉があり『奥の細道湯けむりライン』という愛称がつく陸羽東線を走行して《新庄》に至ります。
路線：東北本線、陸羽東線
車両：キハ48系車両（リゾートみのり編成）
停車駅：仙台、松島、小牛田、古川、岩出山、有備館、川渡温泉、鳴子御殿湯、鳴子温泉、中山平温泉、赤倉温泉、最上、瀬見温泉、新庄
《仙台→新庄》：09:13→12:26
《新庄→仙台》：15:01→17:39
運転日：7月1,2,7-9,14-17 21-23,28-30日 8月4-6,11-16,18-20 25-27日 9月1-3,8-10,15-18 22-24,29-30日
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。
きらきらうえつ（羽越本線）
白新線《新潟》から、羽越本線を日本海沿いに沿って走り《酒田》に至る列車です。上り列車はちょうど夕日が見れる時間帯に海沿いを走るため、絶景の日没を眺められます。設定日数も多いので、日本海沿い縦断のお供にいかがでしょうか。（酒田での接続が良くないのはご愛嬌。）
路線：白新線、羽越本線
車両：485系車両（きらきらうえつ編成）
停車駅：新潟、豊栄、新発田、村上、桑川、勝木、府屋、鼠ヶ関、あつみ温泉、（羽前大山）、鶴岡、余目、酒田、遊佐、吹浦、象潟、金浦、仁賀保、西目、羽後本荘- 秋田
《新潟→酒田・秋田》
- 通常：新10:13→酒12:51 …1
- マリンダイヤ：新10:13→13:14 …2
- 延長運転：新9:33→秋13:46 …3
《秋田・酒田→新潟》
- 通常：酒16:11→新18:32 …1
- マリンダイヤ：酒16:11→新18:32 …2
- 延長運転：秋14:06→新18:32 …3
運転日：
- 7/1.2.7-9.14-17.21-23、8/11-21.23-27、9/1-3.8-10.22-24.29.30
- 7/28-31、8/2-7.9.10
- 9/15-18
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。
SLばんえつ物語（磐越西線）
新潟県新津市内に保存してあったC57形機関車を復活させた上で、1999年より運転を始めた列車です。2013年からはSL列車で初のグリーン車連結の試みがなされ、合わせて2014年に客車のリニューアルを行いました。
路線：白新線、磐越西線
車両：C57形機関車、12系客車
停車駅：新潟、新津、五泉、咲花、三川、津川、日出谷、野沢、山都、喜多方、（塩川）、会津若松
《新潟→会津若松》：09:30→13:35
《会津若松→新潟》：15:25→19:06
運転日：7/1.2.8.9.15.16.22.23.29.30、8/5.6.11-13.19.20.26.27、9/2.3.9.10.16-18.30
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。
関東甲信越
おいこっと（飯山線）
2015年から運転を始めた、飯山線のリゾート列車です。飯山線沿線の里山・故郷感は東京の正反対だということで(?)、名前は東京のローマ字『TOKYO』を逆から読んだ『OYKOT』→『おいこっと』が由来となっています。
路線：しなの鉄道北しなの線、飯山線
車両：キハ110系車両（おいこっと編成）
停車駅：長野、替佐、飯山、北飯山、戸狩野沢温泉、森宮野原、津南、十日町
《長野→十日町》：09:15→11:48
《十日町→長野》：15:30→18:07
運転日：7/1.2.15-17.22.23.29.30、8/5.6.11-13.20.26.27、9月2.3.16-18.23.24.30日
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。また18きっぷの場合、北しなの線区間の乗車券（250円）が必要です。
ホリデー快速ビューやまなし（中央本線）
普段は東海道線で湘南ライナーに使用される215系車両が、その2階建てという好展望性を活かして中央線《新宿》から《小淵沢》まで運転されます。数少ない215系が輝く列車。
路線：中央本線
車両：215系車両
停車駅：新宿、三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、大月、勝沼ぶどう郷、塩山、山梨市、石和温泉、甲府、韮崎、小淵沢
《新宿→小淵沢》：09:12→11:59
《小淵沢→新宿》：16:17→18:55
運転日：7・8・9 月の毎土休日
※一部車両に自由席が設定されています。乗車券・18きっぷのみで乗車が可能です。
HIGH RAIL（小海線）
今年、2017年の夏臨からデビューの新たなリゾート列車です。日本で一番標高が高い場所を走行する小海線を走行します。夜に運転される星空号は日本で一番標高が高い駅《野辺山》で1時間の停車時間があり、天体観測が楽しめるとのことです。雨の日はどうするんだろう……
路線：小海線
車両：キハ110系車両（HIGH RAIL1375編成）
停車駅：小淵沢、清里、野辺山、信濃川上、小海、八千穂、臼田、中込、岩村田、佐久平、小諸
《小淵沢→小諸》
- 1号：10:30→12:31
- 星空：18:20→21:51
《小諸→小淵沢》
- 2号：14:22→16:54
運転日：7/1.2.7-9.14-17.21-24.26-31、8/2-7.9-14.16-21.23-28.30.31、9/1-3.8-10.15-18.22-24.29.30
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。
リゾートビューふるさと（大糸線）
2010年より運転を始めた大糸線のリゾート列車です。篠ノ井線《長野》から《松本》を経由して大糸線《南小谷》に至ります。沿線は日本三大車窓の《姨捨》近辺を筆頭に景色の良い区間を多く含んでいます。
路線：大糸線など
車両：HB-E300系車両
停車駅：長野、篠ノ井、姨捨、明科、松本、穂高、信濃松川、信濃大町、白馬、南小谷
《長野→南小谷》：09:04→12:47
《南小谷→長野》：15:16→18:28
運転日：7/1-3.7.9.10.14-17.21-31、8/1-14.16-31、9/1-4.8-11.15-18.22-25.29.30
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。
ホリデー快速鎌倉（武蔵野線）
以前は《大宮》発着で運転されていましたが、2011年より《南越谷》発着に変更されました。武蔵野線からそのまま武蔵野貨物線を経由して東海道線に合流、《大船》から横須賀線に入って《鎌倉》に至る、珍しいルートをとっています。
路線：武蔵野線、東海道本線、横須賀線
車両：185系車両
停車駅：南越谷、南浦和、武蔵浦和、北朝霞、東所沢、新秋津、西国分寺、横浜、大船、北鎌倉、鎌倉
《南越谷→鎌倉》：08:08→09:56
《鎌倉→南越谷》：17:22→19:08
運転日：7/1.2.15.16.17、8/5.6.11.12.13.19.20、9/16.17.18
※一部車両に自由席が設定されています。乗車券・18きっぷのみで乗車が可能です。
東海
ナイスホリデー木曽路（中央本線）
《名古屋》から《中津川》の定期［快速］を延長する形で、1995年から運転を始めた列車です。他の一般車両同様の313系が使用され、指定席の設定はありません（2008年に廃止）。中央西線においては珍しい臨時快速列車で、移動日程にうまく組み込めれば時間短縮が見込めます。
路線：中央本線
車両：313系車両
停車駅：名古屋、金山、鶴舞、千種、大曽根、勝川、春日井、高蔵寺、多治見、土岐市、瑞浪、釜戸、武並、恵那、美乃坂本、中津川、南木曽、上松、木曽福島、藪原、奈良井、木曽平沢、塩尻
《名古屋→塩尻》：08:15→11:10
《塩尻→名古屋》：14:18→17:18
運転日：7/22,23,29,30 8/5,6,11-13,19,20
※全車両自由席です。
ムーンライトながら（東海道本線）
1968年設定の『大垣夜行』の流れをくむ、言わずと知れた東海道本線を代表する乗り得列車です。また現在ではサンライズ瀬戸・出雲やムーンライト信州と共に、日本で運転される数少ない夜行列車となっています。
路線：東海道本線
車両：185系車両
停車駅：東京、品川、横浜、（小田原）、沼津、静岡、浜松、（豊橋）、名古屋、岐阜、大垣
《東京→大垣》：23:10→05:50 …1
《大垣→東京》：22:49→05:05 …2
運転日（始発駅基準）
- 7/21-31、8/1-19
- 7/22-31、8/1-20
※全車指定席です。乗車券・青春18きっぷに加えて520円の指定席券が必要となります。また18きっぷ利用の際は、途中で日付が変わるのでご注意ください。
その他、臨時快速列車・普通列車は以下の記事にまとめました。
※当記事は記事作成した2017年5月時点での情報です。最新情報は鉄道コム・2017年夏臨時列車リリース一覧より、各社ホームページをご覧ください。
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